受賞後の反響・コメント
第11回 受賞者コメント
内閣総理大臣賞(最優秀賞)受賞
子どもたちを産み育てやすいデザイン部門
西武鉄道株式会社 新型通勤車両40000系
この度は内閣総理大臣賞を受賞させていただき、ありがとうございます。
新型車両を製作する上で、「ベビーカーを持っていると何となく居づらい」との意見を多くいただきました。子供や母親に「気持ち良く乗車していただく」という、当然の事ができない課題が鉄道にあります。私達は通勤のお客さまに配慮しながら、子供や母親達へ快適な移動空間を提供することを目指しました。
電車の大きさは決まっています。制約のある中、アイデアを出し合い、設計を繰り返し、VRによる空間確認を実行しながら作り上げていきました。製造メーカーの川崎重工業(株)様の苦労も大変だったと思います。しかし、将来の子供達のためにと、信念と目標を変えずに取り組んだ結果が名誉ある賞を受賞できた要因だと思います。
日本の鉄道は世界一安全な乗り物だと思います。そして子供達にとって一番利用しやすい乗り物であるべきとも考えます。西武沿線は誰もが移動しやすい電車が走っている。今後もそういう鉄道・沿線を目指していきます。
西武鉄道株式会社 鉄道本部 車両部車両課
車両課長 山下 和彦
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消費者担当大臣賞(優秀賞)受賞
子どもたちの創造性と未来を拓くデザイン部門
日本と世界の子どもたちが創発。「せかい!動物かんきょう会議」
せかい!動物かんきょう会議プロジェクトでは、スタートした1997年の当初より常に異業種・異才との連携による「オープンイノベーションマインド」でプロジェクトを進めてきました。キャラクター・絵本・アニメ・TV番組・体験アクティビティ・教育プログラム・国際交流イベント・国際共同開発事業etc.複合的な価値を創出してまいりました。本受賞の最大の効果は、これまで以上に《交渉相手先が積極的な関心をもって面談に望んでいただける》ことです。プレゼンテーションから合意形成がスムーズに進みます。そして、私たちも本プロジェクトに関与することによる効果や意義をより自信を持って提示することができるようになりました。このように、本プロジェクトの魅力と可能性をキッズデザイン賞(優秀賞・消費者担当大臣賞)によって引き上げていただきました。
このチャンスを積極的に活かし「キッズデザインミッション」の進化に貢献していきたいと思っています。
せかい!動物かんきょう会議プロジェクト 総合プロデューサー 筒井 一郎
男女共同参画担当大臣賞(優秀賞) 受賞
子どもたちを産み育てやすいデザイン部門
マミーズプロジェクト
この度は、キッズデザイン賞2017 男女共同参画担当大臣賞を頂き誠にありがとうございます。
弊社でも、ダイバーシティの取り組みの一環としまして産後の女性の職場復帰に伴い、営業職への復職について検討しておりました。
そんな中2015年に、現場の女性営業から立ち上がったのがマミーズプロジェクトで、産後のママ営業が、時短勤務での活躍できる仕組み作りにチャレンジしていました。
賞を頂いたことで、社内、グループ内との協業が増え、会社への貢献の幅が増えました。また、参考にしたい事例として、グループ内の女性営業からの見学や勉強会、事例紹介の機会が増え、モデルケースとして寄与しています。
そして認知度があがったことで、活動イベントへの集客数のアップにつながりイベント会場を変えても、集客率が落ちることなく開催できています。
女性社員が子育てしながら活躍できる場をもっと模索し工夫し続けていきたいと思います。この度は、本当にありがとうございました。
ミサワホーム株式会社 埼玉・群馬支社 埼玉支店
マミーズプロジェクト 梅田 毎美
審査委員長特別賞 受賞
子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン部門
駅すぱあと for Pigeon.info
キッズデザイン賞審査委員長特別賞を頂き、誠にありがとうございました。
ベビーカーなど、ママと赤ちゃん、ご家族のおでかけに便利なグッズも展開するベビー用品メーカーとして、商品だけでなくITを活用して外出をフォローできないか、という課題の中、株式会社ヴァル研究所と共に、開発したシステムでした。受賞後、実際にご利用頂いているママ達から「おでかけをしてみようと思う、きっかけになりました」「事前に調べられるのが便利!」といったお声を多数頂け、キッズデザイン賞が、たくさんのママ達に知ってもらうきっかけにもなったと感じております。
今回の受賞をきっかけに、さらにママと赤ちゃん、ご家族のみなさまに、もっと役立てるサービスも展開できる企業となるよう、励んでいきたいと思います。
ピジョン株式会社 国内ベビー・ママ事業本部
事業戦略部 広告宣伝グループ
コモドライフ編集長 平田 武
東京都知事賞 受賞
子どもたちの安全・安心に貢献するデザイン部門
サッカーゴール転倒防止固定装置
この度は、キッズデザイン賞特別賞「東京都知事賞」をいただき、誠にありがとうございました。今回の受賞により、ゴールの転倒による事故が発生していることと、その対策が必要なことを、より多くの方に認識していただけたのが何よりだったと感じます。また、受賞を通じて知り合えた方々とともに、活動の輪を拡げることができたことは、当社にとって大きな財産となりました。この場をお借りして御礼申し上げます。
学校等の現場では、ゴール固定杭の使いづらさや重いおもりを運ぶ労力から、ゴールの転倒防止策が充分に行き渡らない場合があるようです。当社では多様な施設に対応した取り扱いやすい固定装置の開発や、ゴール本体のアルミ軽量化を進めるとともに、学校や自治体に対して事故防止の啓発活動を展開してきました。
スポーツは、子どもたちの心身の成長にとって欠かせないものです。私たちはこれからも、スポーツ器具の製品開発を通じて、子どもたちが安心してスポーツに興じることができる環境づくりに努めていきたいと思います。
株式会社ルイ高 営業管理部
責任者 岩藤 浩司