この2~3年、病気や戦争や犯罪や自然災害など暗い話が、たくさんの映像とともに街にあふれる中、日本の子どもたちは元気に暮らしていますか?
世界の子どもたちはどうでしょうか?大人たちの世界がどれほどひどくても、子どもたちが、ひもじさや、ケガや病気、暑さ、寒さ、そして恐怖から身を守ることができて、小さくても楽しいことを見つけられる世界に生きていてくれればいいと思います。
小鳥や昆虫や可愛い花みたいな友達はいますか?空想の世界のヒーローとお話していますか?それでもやっぱり漠然とした不安の中でドキドキしながら新しい朝を迎えているのでしょう。
もともと、子どもに将来の夢など描けるはずはありません。そんなものは大人があらゆる可能性を用意してあげるべきものです。
それなのに大人は子どもに未来の夢を託すのです。考えてみれば、こんなに勝手なことはありません。自分たちが出来なかったことを子どもたち未来の世代に託すのですから。それなら、相応の準備をしなければなりません。
私たちは、今の子どもたちの身の回りの安全や安心を整える以上に、子どもたちの未来に対する備えをするべきです。それこそがキッズデザインの使命です。
私たち人類の未来は、世界の子どもたちの中にしかないのですから。